1948-12-13 第4回国会 衆議院 本会議 第11号
以上要するに、政局昏迷の原因は、日本の現在の政治が内藏するところの主観的な條件と、加うるにむずかしい客観條件、この複雜さにあることを思いまするがゆえに、この際内閣総理大臣は、本國会を通じて、GHQは基本的に内政不干渉であるということを明確にされ、日本の内政はあくまで日本政府にその最終的責任がある旨を國民に訴えられ、祖國再編への決意を新たにしていただきたいと思うのであります。
以上要するに、政局昏迷の原因は、日本の現在の政治が内藏するところの主観的な條件と、加うるにむずかしい客観條件、この複雜さにあることを思いまするがゆえに、この際内閣総理大臣は、本國会を通じて、GHQは基本的に内政不干渉であるということを明確にされ、日本の内政はあくまで日本政府にその最終的責任がある旨を國民に訴えられ、祖國再編への決意を新たにしていただきたいと思うのであります。
かく政局昏迷の原因をつくり出した道義的な責任はきわめて大きいということを、西尾末廣さんならば、おそらく知らないとは言われないだろうと私は考えておる。